- 2026年9月17日
妄想を現実にするのか、妄想を作品にするのか──「楽して成功」の物語から考えたこと
「寝ていると仕事が来ない」「短時間で大きな成果を出す」――そんな言葉に、私たちはなぜ惹かれるのでしょうか。堀大介氏をめぐる昨今の議論を一つの題材として、努力と効率、自己物語、マーケティング、そして人間の「妄想」について考えました。妄想そのものが悪いのではなく、それを現実だと思い込むのか、作品や仮説として現実にぶつけるのか。音楽制作にも通じる、創造と検証についての考察です。
音と言葉は命を宿す
「寝ていると仕事が来ない」「短時間で大きな成果を出す」――そんな言葉に、私たちはなぜ惹かれるのでしょうか。堀大介氏をめぐる昨今の議論を一つの題材として、努力と効率、自己物語、マーケティング、そして人間の「妄想」について考えました。妄想そのものが悪いのではなく、それを現実だと思い込むのか、作品や仮説として現実にぶつけるのか。音楽制作にも通じる、創造と検証についての考察です。
Digital Performer 12が発表されました。魅力的な新機能がある一方、私は今回すぐにアップグレードしないことにしました。DP11にはARAによるMelodyne連携や、長年の制作資産を維持できる強みがあります。最新だから買うのではなく、必要になったときに次の世代へ「移管」する。DAWとの長い付き合い方を、DP12をきっかけに考えてみました。
宗平朱音の4曲入りEP『Peaceful Days』。その中心となる表題曲は、家族や恋人、友人など、いつもそばにいる「あなた」への感謝を静かに歌った一曲です。m.Freaksが演奏するギター、ピアノ、ベースに、アコーディナがそっと寄り添うシンプルなアレンジ。大きな感動を押しつけるのではなく、何気ない日々こそがかけがえのないものだと気づかせてくれます。
生成AIによって、音楽も絵も文章も簡単に作れる時代になりました。それでも私たちは、なぜ自分で楽器を弾き、筋トレをし、語学を学ぶのでしょうか。そこには「成果を得ること」と「自分自身が変化すること」の違いがあります。AI時代だからこそ見えてくる、創作、学習、身体、そして人とのつながりの価値について考えます。
ピアニストとして、これまでリアルなピアノ音源を追い求めてきました。ところがDTMでは、最高品質のグランドピアノが埋もれる一方、「チープなピアノ」の方が存在感を持つことがあります。なぜなのか? 周波数帯域、アタック、ダイナミクス、ステレオ幅、倍音構成から、その理由を考えてみました。
Instrument Xが注目を集める今、あえてAudio ModelingのPolySWAMに注目してみました。人間が音符を入力しAIが演奏するInstrument Xに対し、PolySWAMは自分の演奏を複数の仮想奏者へと広げていく音源です。通常のSWAMやString Sections、さらにDivisimateとの使い分けを考えながら、「核となる部分はそのままに、音の景色を変えていく」という自分の制作スタイルとPolySWAMの可能性について考えます。