宗平朱音『Peaceful Days』──当たり前の日々に、もう一度「ありがとう」を


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音楽を聴いていて、ときどき不思議に感じることがあります。

特別に大きな出来事を歌っているわけでもない。
劇的な展開があるわけでもない。
それなのに、なぜか心に残る。

宗平朱音の「Peaceful Days」は、そんな一曲です。

2026年9月11日、MusicFreaksレーベルより、宗平朱音の4曲入りEPがリリースされます。

収録曲は「Peaceful Days」「命の旅路」「Blue」「きせき」の4曲。

その中でも今回、中心となる作品として紹介したいのが「Peaceful Days」です。

「当たり前」は、本当は当たり前ではない

「Peaceful Days」が歌っているのは、とても身近なことです。

時の流れの中で過ごす毎日。
誰かと出会い、別れること。
何気なく交わす「ありがとう」。
一日の終わりに交わす「おやすみ」。

どれも、特別な出来事ではありません。

けれど、失って初めて、その大切さに気付くことがあります。

この曲には、

「当たり前の愛に気付かずにいた」

という言葉があります。

そして最後には、

「あなたがいることに 心からありがとう」

という、とてもシンプルな言葉へたどり着きます。

ここには、難しい言葉も、大げさな比喩もありません。

だからこそ、聴く人自身の記憶と重なります。

家族かもしれない。
恋人かもしれない。
友人かもしれない。

あるいは、何気ない日常そのものかもしれません。

聴く人によって、「あなた」が誰なのかは変わっていい。

その余白が、この曲の大きな魅力だと思います。

宗平朱音の歌声

この曲を聴いて最初に感じたのは、宗平朱音さんの歌声が、この楽曲にとてもよく合っているということでした。

声を張り上げて感情を強く押し出すタイプの歌唱ではありません。

むしろ、言葉を一つひとつ自然に置いていく。

そのため、歌が「聴かせるための歌」ではなく、まるで誰かに静かに語りかけているように聞こえます。

「Peaceful Days」のような楽曲では、これは非常に重要なことです。

もし歌が強く主張しすぎれば、「日常の小さな幸せ」というテーマから少し離れてしまう。

宗平朱音さんの歌声には、そうした過剰な演出を必要としない自然さがあります。

だからこそ、

「ありがとう」

という最後の言葉が、特別な決め台詞ではなく、本当に誰かに伝えている言葉として届いてきます。

音楽を「足さない」という選択

「Peaceful Days」のアレンジを担当したのはm.Freaks。

作曲、編曲だけではなく、ギター、ピアノ、ベースもすべて自身で演奏しています。

この曲を聴いていて印象的なのは、音数の多さではありません。

むしろ、「何を入れないか」という判断です。

サビや曲の後半に、さらに楽器を重ねて大きなクライマックスを作ることもできたはずです。

しかし、今回はあえてそれをしていません。

これは単なるミニマルなアレンジではなく、この曲が持っている言葉を守るための選択です。

「Peaceful Days」が伝えようとしているのは、大きな感動ではなく、小さな幸せ。

だから、音楽まで大きくなりすぎる必要はない。

ギター、ピアノ、ベースという生楽器がそれぞれの場所で静かに呼吸しながら、宗平朱音さんの歌を支えています。

そして、アコーディナ

この曲には、もう一つ印象的な音があります。

アコーディナです。

間奏や曲の最後に登場しますが、決して前面には出てきません。

技巧を聴かせるためのソロでもなく、楽曲の主役になるためのフレーズでもない。

歌が終わったあと、あるいは歌と歌の間に、そっと寄り添うように鳴っています。

この「自己主張しないアコーディナ」という存在が、とても面白いと思います。

アコーディナという楽器は、それだけで独特の個性を持っています。

だからこそ、使い方によっては楽器そのものが目立ってしまいます。

しかし、この曲では逆です。

アコーディナの個性を消すのではなく、その個性を「寄り添うため」に使っています。

それは、まさに「Peaceful Days」という曲そのものの姿勢なのかもしれません。

前に出るのではなく、そばにいる。

何かを大きな声で伝えるのではなく、静かに支える。

4曲で描く、宗平朱音の音楽

今回のEPには、「Peaceful Days」のほかに「命の旅路」「Blue」「きせき」が収録されています。

4曲というコンパクトな作品だからこそ、一枚を通して聴いたときに、宗平朱音というアーティストの世界に触れてもらえる作品になっています。

そして「Peaceful Days」は、その入口としてとても相応しい曲だと思います。

派手な音楽ではありません。

しかし、聴き終えたあとに、少しだけ自分の日常を振り返りたくなる。

いつもそこにいる人。
いつも交わしている言葉。
いつも見ている景色。

それらは、本当に「当たり前」なのだろうか。

そんなことを、静かに考えさせてくれます。

「Peaceful Days」という言葉

この曲のタイトルである「Peaceful Days」は、「平穏な日々」という意味です。

けれど、この曲を聴いたあとでは、その言葉の意味が少し違って感じられます。

平穏な日々とは、何も起こらない日々ではない。

誰かと出会い、笑い、別れ、ときには悲しみながら、それでも今日という一日を過ごしていく。

その一日一日そのものが、あとから振り返ればかけがえのないものになっている。

だからこそ、

「特別なことじゃなく、いつもの小さなありがとうやおやすみが、かけがえない宝物」

という言葉が、この曲の核心なのだと思います。

9月11日にリリースされる宗平朱音の4曲入りEP。

その中でも「Peaceful Days」は、忙しい日々の中で少しだけ立ち止まり、自分の周りにあるものを見つめ直すための一曲です。

大きな音で励ますのではなく、そっと隣に座ってくれる。

そんな音楽があってもいい。

そして聴き終えたとき、誰かの顔を思い浮かべて、

「ありがとう」

と伝えたくなる。

「Peaceful Days」は、そんな小さな気持ちを音楽にした作品です。

金曜日リリース


作品を隔週金曜日にリリースします。
カバー曲やオリジナル曲を毎回リリース!ある程度まとまるアルバムとして再リリースします。また先行してYouTubeチャンネルでプロモーション動画も公開しています

今後とも応援よろしくお願いいたします!

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ハイレゾ音源をサイト内で販売いたしておりましたが、著作権の関係上、ロイヤリティフリーの音源のみの取り扱いでした。今後はハイレゾ音源を楽しむという観点から様々な音楽を自由に販売できる業者で販売をすることにいたします。

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付録ー調声に最適なヘッドフォン!


付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!

今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。


僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。

その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。

ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。

購入までの経緯

最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。

当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするのですが、聞き疲れしないので気に入っていました。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。

気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。

Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。

調声に最適

結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!

丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。

同じデザインで、ST-90-05ST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。

低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。

最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。

とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!


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