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Ivory Studio Grands レビュー


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ピアノ音源の最高峰、SYNTHOGYIvoryピアノシリーズ最新作。Steinway Model BBösendorfer 225を24ベロシティ・レイヤーで112ギガにも及ぶ膨大なライブラリです。プロダクツ詳細はMIのページよりご参照頂くとして、ここではボクの個人的な使用感を書いてみたい思います。

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☆Ivory V2.5

今回から Ivoryのヴァージョンが2.5になりました。2.0以降をお持ちの方は、無償でアップグレードできます。ボクは無償でアップグレードできると知らずにV2.5が欲しいが故にStudio Grands本体を買ってしまいました(苦笑)。このv2.5での変更点は以下、

  • サステインとディケイを調整するユニークな”Shimmer”新機能
  • 新しいハーフペダル・コントロール
  • MIDI CC割り当てのサポート(スタンドアロン、Mac)
  • 高解像度MIDIベロシティ
  • ユーザーインターフェイスの改善
  • iLokキーおよびPACEマシン・ベース・ライセンスに対応

特に”Shimmer”新機能ハーフペダル・コントロールが素晴らしいです。

Shimmer”新機能

”Shimmer”新機能は、サスティンとディケイのコントロールと書いてあるだけで、「だからなんなの?」と思う人も多いと思います。

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コレはピアノを弾いて鍵盤を放すと音は止まると思われているのですが、実際にはピアノ本体に残響が残っています。で、コレは高級な無垢材を使ったピアノほどわかりやすく残響が残る傾向にあります。うちのアップライトピアノですらそういった挙動をします。ちなみに合板のリーズナブルなピアノは、すぱっと音が切れて残響とかもあまり感じられません。

これを再現したのがShimmerという機能ですね。ピアニストとしては本当に気持ちのイイうれしい機能です。名だたるピアノメーカーのピアノはこの挙動しますから。この部分まで再現している音源は皆無ですね。

追記:2019/3/9 物理モデリングピアノになりますが、Pianoteqではこの設定が可能です。また、最新の音源では設定が可能なものが出てきています。SYNCHRONピアノ音源の再現性が素晴らしいです。

ただこれは、ソロピアノで本物のようにしたいときには良いかもしれませんが、アンサンブルでは邪魔になるかもしれません。すぱっと切れてくれる方がMixがしやすいです。マイク録りした場合もそういう部分はカットするかな。だから通常の音源としての用途では使わないでしょうかね。

ハーフペダル・コントロール

ハーフペダル・コントロールはさらに細かな設定が出来るようになりました。なんかもう、これだけでいろいろ弄りたおしたくなりそうです。

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☆Grand Pianos

今回からiLok Keyのライセンスが2個になりました。デスクトップだけでなくノートに入れて持ち歩けるようになったわけですね、112ギガを...。

メーカーのデモ演奏でも今回はJazzが多いですね。これはつまり24レイヤーを活かした、突発できなフォルテシモでも音が濁りませんよ−!ということをアピールしているのでしょうね。

で、実際のところ...

ほんとうに弾いていて気持ちイイです〜♪

これはやみつきになりそうです。ピアノ音源の場合、本物のピアノとは別物という認識で演奏しますが、これはもうそういった気遣いは入らないレベルです。フォルテシモも悲鳴を上げません。通常、midiデータでベロシティレベル100を超える音はピアノ音源では使えないことが多いですが、これはそのレベルでも使えそうです。

結局楽器というのは、奏者が弾いていて気持ちのイイものが良い演奏に直結しますので、そういった意味でもこの音源を手にする価値は充分にありますね。

ま、こんな感じで弾いてみました。修正なしの即興演奏です。

Bösendorfer 225

プリセットはオーソドックスなものを使いました。

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冒頭の低音はほとんど暴力的に振り下ろしています。それでも悲鳴を上げていません。このへんは今までの音源では絶対出来ない表現ですね。そのあとはピアニシモ で対比させています。

Steinway Model B

こちらもオーソドックスな音色を選びました。

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もうほとんど暴力的といえる感じで弾いています。普段、こんな感じでピアノを弾くことはないのですが、こういうのも大丈夫というデモです。こんな無茶な弾き方をしても大丈夫な音源、ほんとうに凄いと思います。

実際、Steinway Model Bをこんな弾き方はしないと思いますが、ピアノ音源のフォルテシモは嘘っぽくなりやすいので実験として...。


本物ピアノなら個人的にボクはBösendorferが好きなのです。自分でじっくり選んで買うことが出来るならBösendorfer、とりあえずくれるというのなら当たり外れのないSteinway、どちらも今後なさそうなので、当分この音源とつきあうことになるでしょう。

ピアノ音源まとめ記事

たくさんのピアノ音源を簡潔にまとめています。ご参照ください。

ピアノ音源について

 

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付録ーエムフリ♡m.Freaks お薦めグッズ


付録として、不定期ですがお薦めグッズをここに掲載します!

今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。


僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。

その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。

ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。

購入までの経緯

最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。

当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。

気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。

Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。

調声に最適

結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!

丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。

同じデザインで、ST-90-05ST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げたのがST-90-07です。

低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。

最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。

とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!


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