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YouTubeチャンネルのかすとメンバーにAudiologie社のボイスバンク、Junと杏里Arcaneが加わりました。今回はこの二つのボイスバンクを紹介していきます!
Audiologieのボイスバンク
Audiologieのデフォルトは英語のデータベース。英語がベースですが、ボーカルスタイルの設定で「日本語」にも対応している、ハイブリッド音源です。日本語を歌えるのですが、キャラクターはなぜか中国系アジア人ようです。
サードパーティ製のボイスバンクはボーカルスタイルが多く、Junで7種類、杏里Arcaneに至っては、ボイスバンクの中でも最大の13種類のボーカルスタイルが用意されています。この中のひとつが「日本語」をスムーズに歌わせるためのボーカルスタイルです。
杏里Arcane(Anri Lin)
公式サイトからのプロフィールです。
シンガーソングライター、ファッションモデル、ソーシャルメディア・インフルエンサー。2021年にAOに加入し、同年「PROGRAMMED 2 LOVE」でデビュー。2023年にはスタジオ・デビュー・アルバム『TKO』をリリースした。 ANRIは温厚で行動的な性格の優しい女性。目標を定めたら、ひたむきにそれを追い求める。自由な時間には、作曲、音楽フェスティバルへの参加、ダンスを楽しむ。才能豊かなシンガーソングライターとして、ANRIは唯一無二の存在だ。ピアノとギターに精通し、すでに音楽シーンでその名を轟かせている。
冒頭にも書きましたように、13種類のボーカルスタイルでボイスバンクの中でも最大です。しかしこれには理由があります。この13あるボイスバンクのうちの2つを使うことで、男性に変わるのです。
それが、次に紹介するAndi(アンディ)です。
Andi
公式サイトからのプロフィールです。
別のタイムラインと「多元宇宙」の分岐点からやってきたアンディ・リンは、「ANDI」のステージネームで知られる22歳のラッパー、シンガー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストだ。催眠術のようなヴォーカルと、業界の常識から逸脱した破壊的なファッション・スタイルで知られるANDIは、高校在学中の2017年後半に初めてSoundCloudで音楽配信を始め、複数のレコード・プロデューサーから注目を集めた。同年、マルチプラチナのレコードプロデューサーにスカウトされてレーベルとも契約し、彼の弟子としてミックステープでコラボレーションした。2023年、音楽活動から長い間離れ、以前のマネージメントとも決別したANDIは、AOミュージックと契約し、シンガーソングライターとして再出発した。ANDIは再びマイクの前に立ち、そのパフォーマンスで世界を熱狂させる。
Andiは杏里Arcaneのボイスバンクの「serious」と「edge」を使用することで生まれるキャラクターです。どちらかというと中性的でDreamtonics社の子供の声の中国語データベース、Lin Laiを少し青年にしたような感じです。
個人的には男性キャラが生まれるというよりも、あくまで「杏里Arcane」の声の特質として使う方が混乱せずに使えると思います。声優さんでも女性が少年の声をしたりする感じですね。
実際は、広い幅の声色を選べることができるという感じで使うのが良いと思います。
Jun
公式サイトからのプロフィールです。
「JUN」の名で知られるジュノー・チェンは、優れたシンガーソングライターである。2022年にAOに加入し、ANRIと同じレーベルと契約している。エネルギッシュなパフォーマーであり、活気に満ちた個性を持つ。音楽一家出身で、ギター、ピアノ、ドラム、シタールなどマルチ楽器奏者でもある。JUNはロックバンド “Heart’s Reprieve “のリードシンガーであり、共同創設者でもある。また、Cypherというペンネームで様々なアーティストに楽曲を提供している。
AudioLogie社の英語のデータベースなのですが、キャラは中国系のようです。中国系のデータベースは本家Dreamtonics社のボイスもそうですが、とにかく甘い歌声です。これは男性だけでなく女性もその傾向が強いです。中国語の響きを活かした歌唱の場合、そのような声質の方が良いのかもしれません。
Junもやはりかなり甘い歌声で、英語のデータベースの中では最も柔らかい歌声です。しかも声が太いんです。Dreamtonics社やeclipsedsounds社の英語系男性ボイスは結構圧が強めなのですが、AUSTRIANを除いて声は細めです。しかも日本語とのハイブリッド!ボイスバンクに太めな声が増えることで楽曲のジャンルの幅が広がりそうですね。
歌声チェック
JYouTubeチャンネルで、Junと杏里Arcaneで歌声チェックをしています。Junは「オネスティ」、杏里Arcaneは「恋してる自分すら愛せるんだ」です。
英語のデータベースの中の男性ボイスでは特に甘い歌声のJunです。中国語データベースに多い雰囲気ですね。一方、杏里Arcaneは可愛い系の多い日本語データベースに比べて、正統派のシンガーの歌声ですね。
是非、リンク先から聞き比べてみてください!
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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