musicfreaks.jpの活動をご支援頂けましたら幸いです。ひとつひとつのご支援が大きな励みとなります。どうか、よろしくお願いいたします。
☆------------------------------------------------☆
毎年11月になると年に一度のビッグセールが始まります。11月の第三金曜日、Black Fridayセールといわれるものですね。
11月の第4金曜日から数日間開催される、割引セール。アメリカのフィラデルフィアで始まったそうです。買い物客が殺到して人だかりで真っ黒になることからブラックフライデーといわれ初めたらしいです。その後は、お店が黒字になることからブラックフライデーともいわれてもいるようです。
DTM関連の製品は毎年恒例で、DTEMerの間では「黒金」といわれています。
特に音楽をやっている人達、DTMerにとってはワクワクしてしまう日です。毎年この時期は楽しみであると同時に衝動買いを抑制しなければいけない、悩ましい時期でもあります。
でもちょっと待って!
それって本当に必要?
それは本当に欲しいもの?
毎年購入してるもの、実はなくても困らないものです。確かに素晴らしい音源で創作意欲は上がります。しかし、すでに持っている音源で代用できるものがほとんどです。
それでもやはり買ってしまう。私はそんなにアホなんでしょうか?
お金の勘定は人の感情
お金を払うときには感情が伴います。毎年更新する自動車保険、税金の支払い等にはちょっとした痛みが伴います。けがをして医療費を支払うときも、身体の心配と同時にお金の心配で心が痛みます。
それとは逆に欲しいものを買うときにはワクワクします。気分が上がります。「これを買いました!」のような記事を書いているときは、本人もかなり気分が上がっています(笑)。
また光熱費や生活必需品(トイレットペーパー等)、お金を使っても気分が上がらないものもあります。時々、自慢げに「電気代に数万円払ったった!」という人がいますが、電気代を払って気分が上がっているはずはありあません。つまり、こういう人は「これだけ払う余裕がある(稼いでいる)」と遠回しにいっているのです。
お金は単なる数字や紙切れではなく、感情のボルテージなのです。
自分をコントロールする
私は出費額の上限を決めています。ある時期に買い物をするのであれば、他での出費を抑えたりそれなりの工夫をしています。これは特に日常生活で皆さんもやっていることだと思います。
しかし黒金のような割引セールになると感情にスイッチが入ってしまうのです。
感情を煽る広告、最近ではSNSにも注意しています。激安情報や買わないと損!などを見ると、暗示にかかったように買わないと損と思ってしまう。
インターネット広告にはマーケティング戦略上の仕掛けがあります。どんなに冷静な人でも「欲しい」という感情が生まれると、頭の中で合理化してしまう傾向が誰にでもあるので注意です。
なので、「自分に本当に必要かどうか」を一度考えてみる必要があります。今すぐ必要でなければ、来年の黒金でも良いのです。もしかしたら、来年になったら興味がなくなっているかもしれません。さらに使い勝手の良いものが出ているかもしれません。
思考停止になる
それと最も大切なことがあります。それは・・・
ものが増えると思考停止になる
ということです。特にパソコンの中のソフトウェアの場合、ハードディスクの中にあって邪魔にならないからと、たくさん入手してしまう傾向があります。しかしこういった目に見えないものでも確実に邪魔になります。
人は選択肢が増えすぎると思考停止になって、物事を決められなくなるのです。
買い物で感情のボルテージは上がっていますが、ロジカルに考えて行動したいものです。
*黒金期間中、それを買う理由が「安いから」は、本当に注意です。
自分のスキルに見合っていなければ、そのツールはほとんど使うことはありません。先行投資で「いつか使うだろう」は、DAW等の音楽制作でほとんどないと思って良いでしょう。
なぜなら、使えるようになる頃には既に新しいものが開発されているからです。
この時期だからこそ
自分のスキルが上がってくると必要なものもハッキリとしてきて、いろんな情報にも振り回されなくなります。
この時期にこそ、自分のスキルをみつめなおして自分に合ったものを手に入れるようにしたいものですね。普段から、より深く思考しながら感情をコントロールして音楽制作をしていきたいです。
そうして、ひとつひとつのツールとの出会いを大切にしていきたいです。そこから自分の制作と向き合いたい。毎年のこの時期が来たときに、過去の自分自身からどれだけ成長出来たかを確認したいです。
musicfreaks.jpの活動をご支援頂けましたら幸いです。ひとつひとつのご支援が大きな励みとなります。どうか、よろしくお願いいたします。
付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
☆------------------------------------------------☆
この記事が気に入ったら
ツイッターでリツイート
Facebookでシェアしてくださいね☺️