ULTRA ANALOG VA-3 レビュー


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個人的にかなり好きな音源、ULTRA ANALOGがヴァージョン3になりました。ホームブラウザも洗練されて、音色に2レイヤーがかけられるようになりました。早速レビューしてみたいと思います。

新しいホーム画面

今までのAASの合理的な画面ではなくて、アナログシンセをバックに配したビジュアル的な画面です。必要最小限のMACRO機能として画面に表示されています。コントローラーで操作するときに、これはわかりやすいですね。

見た目を大きく変更しているということは、中身の部分も大きな変化をしているということでしょうか。肝心の音色のほうはどうでしょうか。そのあたりをチェックしてみたいと思います。

2 レイヤー

以前レビューした、Strings STUDIO VA-3と同じく2レイヤーが使用できるようになりました。

この部分が今回のアップグレードの目玉でもあります。CPU負荷は思っていたほどではありませんでした。昨今のプラグイン音源から比べると、それほど重い印象は受けません。ただ古いコンピュータではちょっと心配レベルですね。

何種類かパッチを使用してみましたが、やはり2レイヤーになった分、音の深みが増した感じです。テクスチャー系の音を3トラックで重ねてみました。

単純に3トラックに音色を並べて軽く弾いてみただけですが、この音源特有の濃密な感じが出ていますね。ちょっとしたイメージのものなら、テクスチャーを並べるだけで簡単に作れてしまいます。

VA-2とVA-3の音色を比較

VA-3にはVA-2時代のファクトリープリセットが標準搭載されています。VA-2のファクトリープリセットでVA-2とVA-3を比べてみました。

追加音源のCinemathequeのFlemeという音色でまずはVA-3のほうでコード演奏してみました。

VA-3で演奏

次に先のファイルをVA-2で同じ音色プリセットで再生しました。するとVA-2のほうでは、2オクターブ低く再生されてしまいました。なので、元のファイルの音程から2オクターブ上げて再生させたものがこちらです。

VA-2で再生

エフェクターのかかり具合などヴァージョン違いの差が明らかに見られますね。VA-2では同じものでも軽い感じでデジタルっぽいですね。VA-3のほうが音に深み増して濃密になっています。注意しないといけないのは、このようにプリセットが存在しているからといって、以前にVA-2作ったものをVA-3で代用することは出来ないということです。これはこの音源に限らずヴァージョン違いによっておこる差違ですね。

新しいブラウザ

新しいブラウザがとても使いやすくなっています。

過去に購入した追加パッチが一目でわかります。画像のアイコンがあるのでとてもわかりやすいです。今まで文字の羅列で、いまいち過去に追加購入したパッチの音色イメージがしにくかったのですが、これは地味に嬉しい機能です。他のAAS音源でも導入して欲しいです。

初期設定画面

トップのタブにある「Setting」で初期設定が可能です。

以前のヴァージョンまでは細かなチューニングダイヤルで設定していました(442Hzならば、0.00 +0.07cent)。今回からは442Hzの表示でチューニングできるようになりました。この方が断然使いやすいですよね。

デモソング

SoundCloudにたくさんデモソングが公開されています。

感想

AAS音源は個人的に大好きです。最初の頃に使い始めてソフトウェア音源なのでとても愛着があります。

特に独自のAAS独自の音。全体が「ぬるっ」としているんです。アナログシンセや生楽器の物理モデリング音源のメーカーでありながらも、生楽器特有のザラッとした感じがない。逆にそれがAASぽくって、この感じにハマると手放せなくなります。

今回のULTRA ANALOG VA-3 でのアップグレードで音の繊細さに磨きがかかっていますが、独自の「ぬるっ」とした感じはそのままです。これからも音楽制作では使う頻度の多い音源です。

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付録ー調声に最適なヘッドフォン!


付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!

今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。


僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。

その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。

ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。

購入までの経緯

最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。

当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。

気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。

Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。

調声に最適

結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!

丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。

同じデザインで、ST-90-05ST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。

低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。

最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。

とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!


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