人の息づかいを感じるアコーディオンと、多言語で歌われる情緒豊かな歌声。
このアルバムは、祈りと哀しみ、そして再生をテーマに生まれました。

🎧 「夢やぶれて」（I Dreamed a Dream）祈りと哀歌

m.Freaks and 神出高志
アコーディオンが紡ぐ、多言語の祈り

 作品紹介

アコーディオン奏者 神出高志 と m.Freaks による、祈りと再生をテーマとしたエモーショナルなアルバム。
歌唱は全曲 Synthesizer V による多言語ボーカル。英語、日本語、ラテン語など、言語を超えて心に響く歌声が物語を紡ぎます。

チェロ奏者 西川彩乃 が一部楽曲（Tr.3 / Tr.4 / Tr.7）に参加し、より深い叙情性が加わりました。
アコーディオンの息づかいと、デジタル・ボイスの感情表現が融合する、全く新しいアコースティック作品です。

 収録曲

 制作ノート

本作では、「人が演奏するアコースティック楽器」と「バーチャル・ボイスの人間的な感情表現」を主軸に制作を行いました。

主な制作コンセプト：

• 呼吸と体温を感じるアコーディオンの音色

• 多言語歌唱による物語の普遍性

• 最小限の編成で届ける祈りと哀歌

• “オリジナル曲も世界標準の文脈で聴かれること” を意識

 各曲〜制作エピソード

1. 夢やぶれて（I Dreamed a Dream）

featuring：Weina

人が夢を失う瞬間の痛みを、アコーディオンの呼吸でどこまで表現できるかが制作テーマでした。
ボーカルは子守唄のような優しさと、崩れ落ちる諦念の両方を描くため、Weinaの繊細な発音と息の量を調整。
最後に微かな希望が戻るよう、残響に長めの尾を残しています。

2. Danny Boy

featuring：Felicia

遠く離れた家族への想い、そして帰らぬ人を待つ祈り。
歌唱は、英語圏の伝統歌の持つ”郷愁の倍音”を意識して調声しました。
あえてテンポを揺らし、アコーディオンが語り手となるような間合いで演奏しています。

3. アヴェ・マリア（Ave Maria）

featuring：GALENAIA & 西川彩乃（cello）

宗教曲としての厳粛さと、人が救いを求める弱さ。
チェロの西川彩乃さんの音色が、この作品世界を決定づけました。
GALENAIAの声には、祈りが“高い空へ昇っていく”ような質感を与え、ラテン語の子音を滑らかに整えています。

4. 主よ、人の望みの喜びよ（Jesu, Joy of Man’s Desiring）

featuring：Feng Yi & 西川彩乃（cello）

“祝福”を音としてどう提示するか。
クラシックでは一定のリズムで奏でられる楽曲ですが、このアレンジでは呼吸に合わせ、穏やかな揺らぎを持たせました。
歌声Feng Yiの柔らかい母音は、祝祷の鐘が遠くで鳴るような広がりを与えてくれています。

5. What a Wonderful World（accordion version）

featuring：Mo Chen

ただ優しいだけの作品にはしたくなくて、「世界は美しい、しかし傷ついている」という二面性を目指したアレンジです。
アコーディオン独奏のような最小構成で録音し、声はあくまで“そっと語る”トーンに。
Mo Chen のニュートラルな発音が、かえって普遍性を生みました。

6. 涙そうそう

featuring：花響琴

「会いたくて もう一度」という心の震えを、Synthesizer Vの歌声でどこまで描けるか挑戦した楽曲です。
花響琴の声色の中でも特に 柔らかい倍音 を強調し、母音に湿度を持たせました。
アコーディオンの旋律には、沖縄的な“風の抜け方”を意識したフレーズを使用しています。

7. No one hurts You（オリジナル曲）

featuring：花響琴, GUMI, 西川彩乃（cello）

“あなたは傷つけられるために生まれたんじゃない”
そんなメッセージを込めたオリジナル曲です。

3人の歌声がそれぞれ違う人格を持つように設計しました：

最も時間をかけた調声の一つです。

8. 祈り（オリジナル曲）

featuring：花響琴

アルバムの核となる楽曲。
歌詞に言葉を多く置かず、ほとんど“音としての祈り”で成立させています。
花響琴の声は、息と声の境界が曖昧な音を多く使用し、
「明日を信じきれない夜の小さな灯り」になるよう願って作りました。

9. Secret Marriage

featuring：Ling Wan

隠された愛、語られない誓い。
直訳すれば“秘密の結婚”ですが、ここでのテーマは
「名を与えられない関係が、確かに存在していたという証明」。

Ling Wan の透明な声は、凍ったガラスのように割れやすく、それでいて美しい。
あえてアコーディオンに呼吸ノイズを残し、人間味を添えています。

 制作後記

アコースティック楽器の温かさと、デジタルだからこそ可能な“言語の垣根を超えた歌唱”を、一つのアルバムとして結実させた作品です。

祈りとは、誰かの悲しみに寄り添うことかもしれません。
再生とは、痛みと共にもう一度歩き出すことかもしれません。

このアルバムが、聴く方の心に静かに寄り添えますように。

 音楽配信リンク

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 ハイレゾ音源

ハイレゾ音源をサイト内で販売いたしておりましたが、著作権の関係上、ロイヤリティフリーの音源のみの取り扱いでした。今後はハイレゾ音源を楽しむという観点から様々な音楽を自由に販売できる業者で販売をすることにいたします。

ハイレゾ音源は高音域のでティールが素晴らしく、特に細部まで表情や立体感が違います。本格的なコレクションに最適です！

Moraハイレゾ音源OTOTOY ハイレゾ

＊ご購入時にファイル形式を選んで下さい。

ファイル形式について

非圧縮ファイル：Wavファイル。オリジナルのレコーディングファイル。音質は良いですが容量が大きくなるのとアルバムアートを表示することが出来ません。

可逆圧縮(お薦め）：Flac、ALAC（アップルロスレス）。オリジナルの音質を保ったまま圧縮。アルバムアートの表示も可能です。コレクションとして最適です。

非可逆圧縮：AACファイル。非可逆性圧縮で人間の聴覚上ほとんど聞こえない部分をカットしています。容量が小さく出来るので資料としての大量の保存用。

金曜日リリース

作品を毎週金曜日にリリースします。
カバー曲やオリジナル曲を毎回リリース！ある程度まとまるアルバムとして再リリースします。また先行してYouTubeチャンネルでプロモーション動画も公開しています！

今後とも応援よろしくお願いいたします！

　

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付録ー調声に最適なヘッドフォン！

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付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します！

今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。

リンク

僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。

その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。

ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。

♡購入までの経緯

最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。

当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするのですが、聞き疲れしないので気に入っていました。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。

気に入っていたので（デザインが〜笑）再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。

Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。

♡調声に最適

結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです！

丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。

同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。

低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。

最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。

とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください！

リンク

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