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2026年10月20日、Rolandから新しいBoutiqueシリーズ「JUPITER-08」が発表されました。
1981年に登場した名機JUPITER-8の誕生45周年を記念したモデルで、往年のJUPITERサウンドやパネル・デザインを現代的なBoutiqueサイズに再構築した製品です。
発売日は2026年11月7日。現在は予約受付が始まったばかりです。
私もこの製品がかなり気になり、販売店などを調べていました。
ところが、そこでちょっと危ないことがありました。
「JX-08 即納」——これ、新製品のJUPITER-08ではありません
検索していると、
Roland JX-08
という非常によく似た名前の製品が出てきます。
しかもこちらはすでに販売されているため、ショップによっては「即納」などと表示されています。
一瞬、
「もう在庫があるのか」
と思って購入しそうになりました。
しかし、このJX-08とJUPITER-08はまったく別の製品です。
ここは新しいJUPITER-08を探している方には、ぜひ注意してほしいところです。
JX-08は2021年発売、JX-8Pを再現したモデル
JX-08は新製品ではありません。
Rolandが2021年11月に発表し、同年12月4日に発売したBoutiqueシリーズの製品です。モチーフになっているのは、1985年に発売されたアナログ・シンセサイザー「JX-8P」。
JX-8Pらしい温かいパッドやコーラス、透明感のあるサウンドを現代的なハードウェアとして再構築したモデルです。
つまり、
JX-08 → JX-8P系
です。
一方、今回発表された新製品は、
JUPITER-08 → JUPITER-8系
です。
「08」という数字だけを見ると非常によく似ていますが、元になったシンセサイザーからして違います。
さらに「JP-08」という製品も存在する
話を少しだけややこしくすると、Roland Boutiqueには以前、
JP-08
という製品もありました。
こちらこそJUPITER-8をモチーフにした旧Boutiqueモデルです。
JP-08は現在販売完了となっていますが、JUPITER-8をACBモデリングで再現した2015年世代のBoutiqueでした。
整理すると、
| 製品 | モチーフ | 状況 |
|---|---|---|
| JP-08 | JUPITER-8 | 旧製品・販売完了 |
| JX-08 | JX-8P | 2021年発売・現行 |
| JUPITER-08 | JUPITER-8 | 2026年新製品 |
となります。
こうして並べると分かりますが、検索結果だけをざっと見ていると結構危険です。
特に注意したいのが「即納」と「予約」
今回、私が危うく間違えそうになった最大の理由がここでした。
JUPITER-08は2026年11月7日発売なので、記事執筆時点では基本的に予約商品です。
一方、JX-08は2021年から販売されているため、当然ながら在庫を持っている販売店では即納できます。
新製品の記事を見たあとで、
「JUPITER……08だったよな」
という程度の記憶で検索し、
「08」「Roland Boutique」「即納」
という文字だけを見て注文すると、JX-08を購入してしまう可能性があります。
JX-08が悪い製品という話ではありません。
むしろ非常に魅力的なシンセサイザーです。
ただし、JUPITER-08とは別物です。
JUPITER-08はK-25mキーボード付き
もう一つ、購入時に見分けるポイントがあります。
今回のJUPITER-08は、Boutiqueシリーズ用の25鍵ミニキーボードK-25mが標準で付属します。
Roland公式仕様にもK-25mが付属品として記載されており、本体と組み合わせた状態で一台のコンパクトなシンセサイザーとして使用できます。
対してJX-08では、K-25mは別売オプションです。
したがって商品写真を見るときにも、
JUPITER-08+専用のK-25mがセットになっているか
は一つの確認ポイントになります。
なお、現時点のRoland公式製品情報ではJUPITER-08はK-25m付属仕様として掲載されており、別売品として記載されているのはBoutique DockのDK-01です。
なぜ今回のJUPITER-08が気になったのか
個人的にJUPITER-08が面白いと思ったのは、単なる昔のBoutiqueモデルの再発売ではないところです。
最新のJUPITER-8モデリングを採用し、設定によって最大32音ポリフォニーまで拡張可能。
さらに2パート/64ステップのポリフォニック・シーケンサー、アルペジエーター、17種類のMFX、独立したディレイとリバーブなど、現代の制作環境で使いやすい機能も追加されています。
昔のJUPITER-8を小さくしただけではなく、
「2026年にJUPITER-8系のハードウェア・シンセを使うならどうするか」
という方向で再設計された製品に見えます。
そのため私自身も、かなり購入を検討しています。
だからこそ危うくJX-08を注文しかけたわけですが……。
購入ボタンを押す前に、型番をもう一度
今回の結論はとても単純です。
新しく発表されたJUPITER-8系Boutiqueを探している場合、購入する製品名は、
JUPITER-08
です。
JX-08ではありません。
そして旧モデルのJP-08とも違います。
特に現在は、新製品のJUPITER-08が「予約」、既存のJX-08が「即納」と表示されることがあります。
名前もサイズもBoutiqueというシリーズも共通しているため、少し急いでいると本当に間違えそうになります。
私自身、危うく購入するところでした。
JUPITER-08を予約しようとしている方は、最後の購入ボタンを押す前に、
「JUPITER-08」と書かれているか。
ここだけは、もう一度確認してみてください。
